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野菜で冷凍できるものは?保存法・保存期間・調理法などをご紹介!

突然ですが、
野菜を冷凍して使ったことがありますか?

野菜の冷凍保存にはいろんなメリットがあります。

すぐに使えるように冷凍しているので
時間が節約できる・コストを抑えられる・長期保存も可能!

いいことばかりですね。

ただ、野菜ごとに保存できる期間が異なるし、
冷凍に向いている野菜とそうでない野菜があります。

そこで今日は、野菜の冷凍保存について
2つのパートに分けてお伝えしていきます。

  • どんな野菜が冷凍できて、どんな野菜が向いていないか
    (保存可能期間や、栄養の変化などもチェックします)
  • 保存方法、解凍方法、解凍後におすすめの調理法

冷凍できる野菜、冷凍には向いていない野菜

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では早速見ていきましょう!

冷凍できる野菜とは?栄養価はどうなるの?

結論から言って、多くの野菜は冷凍できます。

栄養に関しても冷凍したからといって、
損なわれることはほとんどありません。

たしかにビタミンCなどの水溶性ビタミンは、
冷凍加工により若干減ります。

しかし、食物繊維やマグネシウム、
カルシウムなどのミネラルは、
冷凍加工をしてもほぼ変化がありません。

変わらずに栄養も取れるなんて、
本当にうれしいことばかりですね。

冷凍に向いている野菜

では冷凍に向いている野菜を見ていきましょう。

保存可能日数は、管理栄養士さん達が発している情報をまとめました。

  • ほうれんそう:冷凍1カ月(冷蔵:1週間)
  • 小松菜:冷凍1カ月(冷蔵:2、3日~最高で1週間)
  • ブロッコリー:冷凍1カ月(冷蔵:3、4日)

これらはなるべく新鮮なうちに下ゆでし、
小分けにして冷凍しておくと、
色や食感を保ったまま保存できます。

冷凍すると便利な野菜とは?

次に、冷凍すると便利な野菜を紹介します。

基本的に野菜は切ったら早く使いましょう。

  • ピーマン:冷凍1カ月(冷蔵:3週間)
  • 白菜:冷凍1カ月(冷蔵:丸ごとで3、4週間、カットは1週間)
  • キャベツ:冷凍1カ月(冷蔵:丸ごとで2週間、カットは1週間)
  • たまねぎ:冷凍1カ月(冷蔵:常温1週間)
  • キノコ類:冷凍1カ月(冷蔵:1週間)
  • かぼちゃ:冷凍2週間(冷蔵:3、4日)
  • アスパラ:冷凍1カ月(冷蔵:2~5日)

食卓でもおなじみの、いろんなメニューに
使われている野菜が多いですね。

では冷凍に向かないとされている野菜は
どんなものでしょうか?

冷凍にあまり向かないとされる野菜

大きな特徴としては、
水分と繊維の多い野菜は冷凍に向かない、
と覚えていてください。

理由は、以下の通りです。

  • 水分が多い野菜は食材の味や食感が変わりやすい。
  • 繊維の多い野菜は筋っぽい感じが強くなる。

具体的な野菜を挙げるなら…

  • トマト:冷凍1カ月(冷蔵:1週間)
  • なす:冷凍1カ月(冷蔵:1週間)
  • ニンジン:冷凍1カ月(冷蔵:2週間~1カ月)
  • 大根:冷凍すりおろして2週間(冷蔵:食べやすくカットすると2、3日)

方法によっては冷凍も可能ですが、
冷凍にはあまり向いていないかもしれません。

冷凍に向いていない野菜

また、食感の変化から考えると
じゃがいもきゅうり
冷凍に向いているとは言えません。

じゃがいもは常温保存が可能で日持ちします。
わざわざ冷凍しなくてもいいかもしれません。

また、解凍したときのボソボソした食感は
美味しさを損ね、調理法が限定されるでしょう。

きゅうりは成分のほとんどが水分です。
解凍するときにぐじゅっとした食感になってしまうため
冷凍に向かないと言えるでしょう。

保存方法・解凍方法・おすすめ調理法

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さきほどお伝えした野菜の
保存方法、解凍方法、おすすめの調理法を
1つずつ見ていきましょう。

ではまずは、冷凍に向いているものをチェックします。

ほうれんそう

そのまま冷凍すると変色してしまうので
下茹でしてから冷凍しましょう。

自然解凍後、レンジで温めてください。

もしくは解凍せずそのまま加熱調理も
可能です。

おひたしがすぐに用意できますね。
あと1品、なにか欲しいときにとても重宝しますね。

小松菜

アクも少ないので下処理が不要です。
そのまま冷凍するのが正解です。

水で洗い、キッチンペーパーなどで
水気をよくふき取ります。

泥がたまりやすい部分は、ボウルなどに水を張って
その中で洗ってみましょう。

3~4㎝の長さに切ったら、
フリーザーバッグに入れて冷凍します。

冷凍した小松菜は凍ったまま
汁物や炒め物にどうぞ。

水気を絞れば、おひたしやナムルにも
変身します!

ブロッコリー

茎を切り落とし、房を分けます。

房がおおきいものは軸に包丁を入れて
大きさを小さくしましょう。

ブロッコリーを洗い、水気を切ります。

ブロッコリーの花蕾(緑色の部分)は崩れやすいので
水を張ったボウルでゆするようにして洗いましょう。

3~4房ほどずつラップで包み、
できればタッパーなどに入れるのが好ましいです。

凍ったまま調理できますよ。

ブロッコリーとベーコン炒め、
シチューに入れても彩りが良いですね。

次は冷凍すると便利な野菜を見ていきましょう。

ピーマン

細切りなど、使いやすい形に切り
フリーザーバッグなどに入れましょう。

下処理として茹でる、または炒めて
さらに小分けしておくととても使いやすいですよ。

自然解凍で使います。
塩昆布と白ごまを使ってピーマンの和え物の完成です。

他にはピーマンとナスのみそ炒めも良いかも
しれませんね。

白菜

芯を切り落とし、使いやすい大きさに切ります。

そのまま冷凍しても全く問題ありませんが、
茹でてから冷凍することもできます。

茹でる場合は塩を少し入れるとしんなりと仕上がります。

茹でたあとは水気をしっかりしぼり、
小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れましょう。

そのまま冷凍する場合はお鍋にもそのまま使えます。

茹でた場合は漬物にすると良いですよ。

キャベツ

ざく切りにしてフリーザーバッグなどに入れて冷凍します。
解凍せずにそのまま使用できます。

味噌汁やミネストローネ、スープなどの煮込み料理や
野菜炒めにも使いやすいです。

炒めてから冷凍すると使うときパラパラと離れやすいのも
調理しやすくて嬉しいですよね。

たまねぎ

薄切りやみじん切りにして冷凍します。

解凍せずにそのまま調理しましょう。
煮込み料理などに使えます。

また、みじん切りを一度ソテーして
冷凍することも可能です。

その場合は1度で使い切れる分だけ
ラップに包んで冷凍します。
    
ハンバーグも簡単に作れますね。

1つ注意なのは生のままで冷凍した場合は
繊維が壊れ、食感が変わるということ。

その場合は炒め物にはあまり向きませんが、
煮込み料理に使うとおいしく食べられますよ。

キノコ類

根元を切り落とし、ほぐしてから
フリーザーバッグに入れて冷凍します。

解凍せずにそのまま使用できます。
キノコ炒めやスープなどに使えます。

しめじやエリンギなど数種類のきのこを
ミックスして冷凍することで、
キノコソテーもお手軽に作ることができますよ。

かぼちゃ

種とわたを取り除き、余分な水気をふき取ります。

薄切り、もしくは小さめの角切りなど
お好みの形に切りましょう。

1回分ずる小分けにしてラップで包みます。

フリーザーバッグに入れ、冷凍します。

解凍せずそのまま加熱調理に使いましょう。
角切りはそのまま煮つけになりますよ。

食感やおいしさも保ちたい方は
木べらなどでつぶしてなめらかにしてから
薄くなるようにラップで包みましょう。

そのあと、冷凍庫に入れます。

少しだけレンジで温めて
あたたかいかぼちゃサラダ、なんていかがでしょうか。

アスパラ

根元を少し切り落とし、
ピーラーで下の部分をむきます。

使いやすい大きさに切って
フリーザーバッグに入れましょう。

茹でてから冷凍することも可能です。
その場合は少し塩を入れて茹でましょう。

解凍すると柔らかくなるので、硬めに茹でてくださいね。
小分けにしてラップに包んで空気を抜きながら
フリーザーバッグに入れましょう。

アスパラベーコン巻きもすぐに作れますね!

では次に、冷凍にあまり向いていない野菜を
確認してみましょう。

トマト

ラップで包めば、なんと丸ごと冷凍できます。
解凍せずにそのまま使用可能です。

水を当てると簡単に皮がむけますよ。
加熱してソース状にするのがおすすめです。

手作りミートソースやトマトソースに
華を添えてくれるでしょう。

さいころ状に切って、冷凍しておくのも
使いやすいですよ。

なす

使いやすい大きさに切りましょう。
乱切りや輪切りなどがおすすめです。

冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
保存の目安は約1カ月。

使うときは凍ったまま加熱調理しましょう。

実はなすは低温と乾燥に弱いので
できるだけ手に入れたその日のうちに食べたいところです。

ニンジン

適当な大きさに切ってラップで包み、
フリーザーバッグなどに入れて冷凍します。

下茹でしたあとに冷凍すると変色も防げますね。

解凍せずにそのまま使用できます。
カレーなどの煮込み料理に向いています。

なお、下茹で冷凍したものは、
熱しすぎないよう気をつけてくださいね。

さっと火を通すだけにしましょう。

大根

すりおろしてから、フリーザーバッグや
製氷皿に入れて冷凍しましょう。

大根を切っただけでは冷凍保存には向かないので
鮮度が高い状態ですりおろして冷凍します。

解凍せずにそのまま使用できます。

さんまに添える大根おろしや
揚げ出し豆腐にもつかえますね。

大根おろしに火を入れる、
みぞれ煮も良いかもしれません。

最後に冷凍に向いていないと言われる
じゃがいもときゅうりも見てみましょう。

じゃがいもはなんとか冷凍できそうです。

じゃがいも

加熱してすりつぶしてから冷凍し、
ポテトサラダなどに使うのがおすすめです。

きゅうり

きゅうりは冷凍自体、あまりおすすめされていません。
そのため、ピクルスや浅漬けにすることで
保存期間を長くするのはいかがでしょうか?

野菜の冷凍保存にはメリットがいっぱい!

冷凍によって変わる保存可能期間や
保存方法、解凍方法、調理法をお伝えしました。

ちょっとした生活の知恵、として野菜の冷凍保存を
日常に採り入れてみるのはいかがでしょうか?