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羽毛布団を洗濯してぺちゃんこになったときの回復方法とは?

保温性と吸湿性に優れていて軽いという特徴をもつ羽毛。

その羽毛を使った布団は軽くて温かくて寝心地がよいものです。

そんなメリットがある羽毛布団ですが、
洗濯したらぺちゃんこになってしまった経験はありませんか?

失敗した!と慌てないようにぺちゃんこになる理由と
対応方法についてまとめました。

また、クリーニングを依頼した場合についても合わせて調べました。

羽毛布団を洗濯するとぺちゃんこになる原因

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羽毛ふとんの中に入れられているのはダウンです。

これは水鳥の胸元に生えている毛のことです。

ふわふわとした触り心地のダウンは綿毛のような見た目から、
「ダウンボール」と呼ばれたりします。

そして羽毛布団がぺちゃんこになるのは、
このダウンの繊維がくっついてしまった状態なのです。

ダウンがくっつく原因について、主なものは次の2つとなります。

ダウンの消耗

一言で言うと寿命です。

はじめは綿毛のような細かな毛がふんわりしているのですが、
汗・皮脂・ホコリなどで少しずつ汚れて、
綿毛がくっついてしまいます。

このような状態になると空気を含んだふんわりとした状態に
ならなくなってしまいます。

一般に羽毛布団の耐用年数は10年以上と言われています参考

布団の中の湿気

湿気もダウンの綿毛どうしをくっつけてしまいます。

布団にしみ込んだ汗も綿毛どうしをくっつけます。

くっついた状態を放置しておくと、
ダウンの繊維が固くくっついてしまい、
再度乾かしても元のふんわりした状態に戻らなくなってしまいます。

また、シーズンオフになって、
収納のために布団圧縮袋を使うのもNGです。

ダウンを圧し潰してしまい、
元のふんわり感を損ねてしまいます。

羽毛布団はコインランドリーの乾燥機を使おう

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羽毛布団をふわふわにするためには
乾燥がポイントになります。

洗濯表示を確認して
自分で洗濯・乾燥できることを確かめたら作業開始です。

物干しに干す

自宅でも可能なシンプルな方法です。

家庭用の乾燥機を使った場合でも
乾燥機で完全に乾かすことは難しいので、
最後は物干しに干す必要があるでしょう。

ポイントは乾かす途中で
固まった羽毛をほぐす作業をすることです。

中で固まっているダウンをつまんで
ほぐすようにしていきます。

軽く叩くのもありです。

目安としては2時間に1回くらいはほぐすようにします。

また、生乾きになったところで布団の形を整え、
裏替えにして反対側にも日があたるようにします。

だいたい乾わくまで2日ほどかかります。

コインランドリーの乾燥機を使う

羽毛布団の乾燥には時間がかかります。

そこでより大型のコインランドリーの乾燥機を使うのがおすすめです。

ここでもポイントがあります。

生地を整える。

乾燥機にいれる前に、
布団の中に空気が入るように生地の表裏を引っぱります。

ダウンの偏り防止のために
縛っていたら紐をほどいておきます。

大き目の乾燥機を選びます。

目安はドラムの中の3割が布団という感じです。

そして布団はドラムに沿うように入れます。

丸めて押し込んではふっくらとなりません。

柔軟材シートを入れます。

柔軟材はお好みのものでOKです。

羽毛布団の乾燥は60分~70分くらいが目安です。

運転途中で一端止めて扉を開けられるタイプのものなら、
20分くらいを目処に、裏返したり広げたりして
ほぐすとふっくらしてきます。

最後は自宅の物干しなどで1時間くらい干します。

これで布団の中の湿気を飛ばします。

コインランドリーの乾燥機は時間短縮に役立ちます。

羽毛布団の洗濯はクリーニング店に頼むのがベスト

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ぺちゃんこになった羽毛布団を
自分で元に戻すことは可能です。

ですが、その作業に必要な時間は、
半日~2日程度は見込まなければなりません。

自分でやってみると
いろいろな気づきがあって楽しいのですが、
仕事で忙しい人は
クリーニング店に依頼するのも検討する価値があります。

クリーニングに出すメリットをあげれば次のようになります。

  • 洗濯・乾燥の作業に時間をとられない
  • プロの技術なら、仕上がりに期待できる
  • お店によりますが長期間保管のサービスがある

一方デメリットはなにより費用です。

自分で行えば、
コインランドリー利用でも2000円程度ですむところが、
クリーニング店に依頼すると、
1枚につき2500~5500円かかります。

一例ですが、
ホワイト急便で4900円参考
白洋舎は6000~9000円参考です。

まとめ

羽毛布団を快適に使うためには、
湿った状態にしておかないことが基本になります。

湿気の他にも汗や汚れなども羽毛布団を
ぺちゃんこにする原因になります。

ですので、洗濯やクリーニングは
羽毛布団を快適に使うために必要なことです。

そして、洗濯表示で洗濯機・乾燥機で洗えるのなら、
自分で行うことができます。

その時は、乾燥時間の短縮のために
コインランドリーの乾燥機が便利です。

それとプロに任せるというのもありです。

羽毛布団はけっして安いものではありません。

失敗しない洗濯のためには賢い方法なのです。