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御蔵島で見られる野生イルカの種類と魅力について

今回は、「御蔵島(みくらじま)」に棲む
イルカの種類やその特徴、
また御蔵島の概要について紹介したいと思います。

御蔵島に棲むイルカの種類とは?

御蔵島近海で生息しているイルカは、
ミナミハンドウイルカ」が
約130〜150頭生息しています。

「ミナミハンドウイルカ」は、
基本1年中御蔵島に滞在し、見ることができます。

しかし、冬の期間は海が荒れやすく船が出せないため、
御蔵島のドルフィンスイムの期間は、
4月〜11月に限られています。

御蔵島のイルカたちは個体識別番号が割り振られており、
イルカの身体の特徴や身体に付いた傷などで識別されています。

毎年何頭かが生まれ、何頭かが他の海への移動や
死亡などで毎年若干のプラスマイナスがありますが、
最近は130〜150頭で安定しています。

しかし、一度に20〜30頭が
一気にいなくなった年もあったそうです。

ミナミハンドウイルカの特徴

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ハンドウイルカは、
陸から離れた海に棲むトランキータス型
陸の近くに棲むアダンカス型に分けられます。

2001年に国際捕鯨委員会の科学委員会によって
「ミナミハンドウイルカ」は
アダンカス型イルカに分類されました。

アダンカス型とはトランキータス型に比べて、
身体は小型でくちばしは長く、
成長するとお腹周辺には斑点が現れるのが特徴です。

英名では「Indian Ocean Bottlenose Dolphin」といい、
「インディアンオーシャン」はインド洋、
「ボトムノーズドルフィン」は初めてハンドウイルカ
を発見した人がイルカの口を鼻と間違え、
ボトルのような鼻を持つイルカに見えたことに由来しています。

それくらいくちばしに特徴があるイルカです。

ミナミハンドウイルカ」は群れを成す特徴があり、
1グループ10〜20頭ほどで群れます。

また、100頭以上の群れを作ることもあり、
ドルフィンスイムで見れれば迫力があり、
その様子は圧巻です。

そして、オスのミナミハンドウイルカは、
ある程度の年齢になると
御蔵島から離れて別の海域に移住します。

逆にメスは子どもを守るために
一生その海域で過ごします。

御蔵島とは?

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御蔵島は、東京都の伊豆諸島に属する島です。

しばしば噴火する三宅島より
南へ19kmの太平洋上に位置します。

御蔵島も火山がありますが、約5000年前には
火山としての活動は停止しています。

現在は、300人ほどの島民が住んでおり、
島民の多くは林業、漁業、農業、観光業を主に
営んでいます。

また、今回のテーマになっている野生のイルカを見たり
一緒に泳いだりできるドルフィンスイムのツアーなどを
経営している人もいます。

今でこそ島民が住んでいますが、
昔は島流し流刑地の対象となっていました。
しかし、あまりにも過酷すぎるとして中止されました。

御蔵島への来島での注意点

御蔵島への観光は、宿泊施設の予約が必須で、
予約していない観光客は上陸すらできない可能性が
あるので、宿泊施設を予約してから来島してください。

御蔵島全体が国立公園にしていされているため、
野宿やキャンプが禁止されています

また、自然保護の観点から
「ガイド同伴でなければ立ち入れないエリア」
「ガイドがいても立ち入れないエリア」が
あるので注意が必要です。

御蔵島には面白いルールがあり、
島内は急な坂が多いため、
全域自転車の使用が禁止されています。

まとめ

イルカたちと泳げる機会は滅多にありませんが、
ここ御蔵島では、野生のイルカが棲みついているので、
高確率でイルカに出会えるかもしれません。

しかし、相手は野生のイルカなので、
出てこないこともあります。

また、全てのイルカが人に慣れている訳ではないので、
船の音や声に反応して逃げてしまうこともあります。

御蔵島ではドルフィンスイムだけでなく、
全国有数の自然豊かな森に恵まれており、
オオミズナギドリの営巣地でも有名です。

山も海も楽しめる島です。

これからも
ミナミハンドウイルカを守っていってほしいです。