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着物の収納はたとう紙の代わりにダイソー、セリアの100均グッズを使って保管しよう!

「着物」と言えば日本の伝統的な衣装です。

成人式や披露宴など人生の節目になるような大切な場に着ていくと、
一目置かれることもあります。

日本の正装としての地位を得ている着物ですが、
反面、普段着としては殆ど使われていません。

値段が高いこともあって、
日常の多くは洋服で過ごしています。

着物は年に数回の出番の他は、
タンスの中で出番を待つことになります。

値段がはり、出番は少ないけど「ここ一番」の時には活躍する、
そんな着物において「収納」は重要なポイントです。

いざという時に
黄ばみとかシミ、虫食いがあっては目も当てられません。

桐のタンスや専用の衣装ケースが
なくてもできる着物の収納方法を紹介します。

着物の収納の仕方

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着物の収納は、基本的には洋服と同じです。

汚れを落とす

収納する前に汚れを落としておくのは洋服と同じです。

特に肌に触れて皮脂がついてしまう肌着や足袋は
洗濯してから収納します。

肌着類は洗濯機の手洗いコースなど
生地にソフトな方法で洗濯します。

足袋は型崩れを避けるために洗濯機ではなく
手洗いがよいですね。

落ちにくい汚れには固形石鹸を使った手洗いをします。

長期の保管ですので汚れの有無は念入りに確認します。

埃をしっかり落とす

専用のブラシやタオルを丸めたもので、
埃をおとします。柔らかいタッチでおこないます。

着物、肌着、帯と小物類を分ける

帯締め、帯板、腰紐、帯枕、留め金、襟芯など
沢山の付属品も着物の特徴です。

これらの小物は着物とは別にまとめて
ケースなどに入れておきます。

着物、肌着を畳む

タンスに入れる前に着物は畳まなければなりません。

畳み方は、一般には「本たたみ」と呼ばれる手順で行います。

振袖、留袖、襦袢など、種類によって畳み方が変わってきます。

しわが付かないように手順にはきをつけましょう。

不明なときは、購入したお店に聴いたりして確認します。

畳み終わったら、
専用の和紙でつくられた「たとう紙」に包んで
タンスに入れる準備が完了です。

たとう紙も状態を確かめ、
黄ばみなどの変色や破損があれば新しいものに交換します。

たとう紙に包んだらタンスの引き出しなどに納めます。

その時、重ねすぎないように気を付けましょう。

着物の重みで下に置かれた着物にしわが入ってしまいます。

目安は5着です。

防虫剤も忘れずに入れておきましょう。

着物の収納は、100均で一工夫

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保管中の着物の大敵は湿気です。

そんな湿気から着物を守る要がたとう紙ですが、
この準備が面倒です。

そこで活躍するのが100均です。

100均の商品で、たとう紙の代わりに使えるものが、
着物収納袋」です。

着物収納袋の便利な点は、

  • 開閉用のファスナーが付いていて、
    紐を結ぶより手軽に開閉できる。
  • 袋は不織布でつくられていて通気性に優れています。
    また丈夫です。

たとう紙に包む代わりに収納袋に入れればOKなのです。

ダイソー着物収納袋は88×35cmで、
畳んだ着物にフィットした大きさです。

セリアダウンジャケット用収納袋なら54×40cmです。

こちらは、帯の収納に向いています。

着物もおり方を三つ折りにすると収納できます。

どちらも四方が透明になっていますので、
中身の確認が簡単にできます。

湿気の他に気を付けたいこと

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他にも気を付けたいポイントをまとめました。

防虫剤、乾燥剤

基本的な事柄ですが防虫剤や乾燥剤の種類は1つにします。

種類が異なるものを同じケース内に入れると、
成分が化学反応をおこして変色などの原因になることがあります。

また、直接着物に接しないようにします。

着物収納袋や衣装ケース置き場

直射日光が当たるところはもちろんNGです。

袋の繊維が劣化しますし、
中の着物にもダメージが生じます。

日光があたらないクローゼットや押入れの、
湿気がたまりにくい上のほうに置きましょう。

どうしても床に置くのなら、
すのこなどを敷いて通気性を確保します。

虫干し

慣習として、年に3回ほど着物を外にだして陰干しをします。

湿気の除去と着物の状態の確認をします。

陰干しの手間がとれないのなら、
天気のよい日にクローゼットや押し入れに
風を通すようにしましょう。

着物や帯だけでなく、
草履も日陰の場所に立てかけて湿気を取ります。

まとめ

着物はコンディションを良好に保つことで
何年も着ることができます。

さらには母から娘さらにその孫まで受け継いでいけるものです。

家族や親子の思い出を引き継いでくれるものですから、
収納や日頃の管理に気を付けたいものです。