暑くなってくると活躍するのが、エアコン。
確かに涼しさを得られるのですが、
電気代が掛かって財布にやさしくありません。
そこで登場するのが扇風機。
扇風機の電気代はエアコンの1/10程度です(参考)。
ならば扇風機で涼しい風を起こせればよいのでは?ということで、
保冷剤と組み合わせて冷風機を作る方法を紹介します。
扇風機に使える保冷剤 何がある?
締め切った部屋で扇風機を回しても
ぜんぜん涼しくならないのは
多くの人が経験していると思います。
同じ締め切った部屋でもエアコンは涼しくなる、
それはエアコンが室内機の中の熱交換機で
空気を冷やしているからです。
同じ原理で、空気を冷やすものを扇風機と組み合わせれば、
涼しい風が得られます。
空気を冷やす方法を幾つかピックアップしました。
氷の柱
説明不用ですよね。
氷が溶けてできる水を受けるものを用意しておきましょう。
凍らせたペットボトル
氷柱と同じ。
凍らせるときはペットボトルが
破裂しないように気をつけましょう。
小さいものなら扇風機に付けられますが、
大きいものは氷柱と同じように
扇風機の前に置いて風を当てるようにして使います。
保冷剤
100均で売っています。
またケーキについてくるものでも使えます。
大きなものほど長い時間冷たい風が得られますが、
扇風機と組み合わせるのなら、
大きさに注意しましょう。
また、ハードタイプよりソフトタイプの方が
使いやすいと思います。
ジェル状の氷枕
風などで熱がでたときにお世話になる氷枕も
空気を冷やすために使えます。
どの方法でも涼しい風が得られますが、
エアコンと違って時間がたてば交換する必要があります。
ですから数を揃えやすくて交換しやすい
そして冷やせば繰返し使える保冷剤が便利です。
扇風機への保冷剤の付け方
扇風機に保冷剤を付ける場所は、
羽根の前か後ろになります。
風の通り道の邪魔になりにくいことから、
後ろ側がよいようです。
保冷剤の取付け方法
扇風機の前・後に置いて棚の上に保冷剤を載せる
一言で言えば「別置き」です。
メリットは扇風機の形状・大きさに関係なく
好きな保冷剤をおけること。
大きなサイズの保冷剤や凍ったペットボトルにも対応できます。
欠点は、扇風機の首振り機能はほぼ使えません。
また、扇風機と高さを合わせる必要があります。
ガムテープ・ひも
簡単な方法です。
水滴が垂れないようタオルで覆ったら、
ガムテープで保護ガードに貼り付けます。
濡れたものに対してはテープの接着力が
弱くなるところは気をつけましょう。
ひもでガードに縛り付けるときは、
羽にからまないように気をつけましょう。
Sフックとメッシュのネット袋
目の粗い(洗濯)ネットに保冷剤を入れて
安全ガードにSフックで引っ掛けます。
水滴が垂れないようにタオル類で保冷剤を包んでおきましょう。
直接扇風機に取り付けるときは重量に注意しましょう。
重いと扇風機の首振りがスムーズに動かなくなり、
扇風機に負担がかかります。
また水滴はショートの原因になりますので、
タオルや受け皿の用意を忘れずにしましょう。
扇風機への保冷剤 100均カゴ
保冷剤を取り付けるのに便利なのが100均のカゴ。
ワイヤーネットに引っ掛けて使う針金でできたカゴです。
いろいろな種類・大きさがありますが、
扇風機に合った大きさのものを選びます。
カゴをつける場所は扇風機の安全ガードの部分です。
ワイヤーネットなどに引っ掛ける部分を
ガードに引っ掛ければ完了です。
寸法が合わない時は、引っ掛け部分を
ペンチやプライヤーで曲げて調整します。
保冷剤を入れる前にカゴの底にタオルや
キッチンペーパーなどを敷いて水が垂れないようにします。
カゴの部分に入るのなら、
保冷剤でも凍ったペットボトルでもOKです。
まとめ
冷風機を自作する、というと難しく思えてしまいますが、
身近なもので簡単に作ることができます。
保冷剤から取付け用のカゴまで100均で揃えることができます。
100均って本当に便利ですね。
使用する保冷剤の種類を変えながら、
どの方法が一番涼しいのか試すのも楽しいものです。
夏休みの研究テーマとして、
お子さんと涼しさを味わいながら研究してみるのはいかがでしょう?