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大マゼラン雲を肉眼で見るにはどうしたらいいか?どの方角にあるのか?

近年、大マゼラン雲の端周辺に位置する青い星々と
赤い星々のコントラストが美しい球状星団
NGC 1805」が注目を浴びています。

そこで今回は、「NGC 1805」ではなく、
アンドロメダ銀河などと同じ局部銀河群
所属している「大マゼラン雲」に
注目してみたいと思います。

日本にいて大マゼラン雲を肉眼で見ることはできるのか?

日本以外では大マゼラン雲はどこで見ることができるのか?

大マゼラン雲はどこに位置しているのか?

また、大マゼラン雲の豆知識についても
触れていこうと思います。

日本にいて大マゼラン雲を肉眼で見ることはできるのか?

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太陽系に最も近い銀河である「大マゼラン雲」は
日本から観測することはできるのでしょうか?

答えは、日本のごくわずかな地域からでしか
見ることができません。

それは、日本の最南端の島である沖ノ鳥島です。

しかし、大マゼラン雲南天にあるため
全てを見ることは難しく、
かじき座でさえギリギリ見えるくらいで、
テーブルさん座は日本からは完全に見ることはできません。

北海道では大マゼラン雲はおろか、
かじき座さえも見ることができないのです。

日本から見ることのできる星雲、星団の中には
すばる」と言われている「プレアデス星団」、
オリオン座大星雲」、
散開星団」、
アンドロメダ座大銀河」などがあります。

日本以外では大マゼラン雲はどこで見ることができるのか?

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では、日本以外では大マゼラン雲をどこから
見られるのでしょうか?

大マゼラン雲は、南半球の国や地域であれば
肉眼でも見ることができます。

日本から見えない星たちは多くあり、はちぶんぎ座
くじゃく座ふうちょう座みずへび座
みなみのさんかく座はえカメレオン座
とびうお座など日本では聞き馴染みのない星座が
たくさんあります。

大マゼラン雲はどこの方角にあり、どの位置にあるのか?

天文学的には、
赤経 05h 23m 34.5s 赤緯 -69°45′22″」の
位置にあります。

わかりやすく言えば、
南天の空にあり、

かじき座とテーブルさん座の間にまたがるように
うっすらとした雲がかかっているように見えるのが
「大マゼラン雲」です。

太陽系からは約16万光年の距離に位置しています。

かなり離れているように思いますが、我々がいる
太陽系の一番近くにある銀河の一つなのです。

大マゼラン雲は約300億個の星が集まってできており、
近くにある小マゼラン雲でも約30億個の星が
集まっています。

ちなみに天の川銀河は数千億個と言われています。

大マゼラン雲を観測するおすすめの場所

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大マゼラン雲を観測するにはまず南半球に
行かなくてはなりません。

その中でもおすすめのスポットを3つ紹介します。

1つ目のスポットは、アフリカ大陸南西部にある
ナミビアの「ナミブ砂漠」です。

ここは、世界最古の砂漠とも言われ、
星空保護区の1つでもあります。

また、遮るものが一切なく、光害もなく、
完全な夜空を見ることができます。

2つ目のスポットは、
ニュージーランド景勝地テカポ湖」です。

「テカポ湖」周辺の街では、美しい夜空を世界遺産
登録しようと街灯に傘をかぶせ、
光害を発生させないような取り組みを街全体で取り組んでいます。

空気も澄んでおり、大マゼラン雲、小マゼラン雲は
もちろん南十字星も綺麗に見ることができます。

3つ目のスポットは、
ボリビアにある「ウユニ塩湖」です。

塩湖に溜まった澄んだ水がまるで鏡のように空を
反射することで有名な「ウユニ塩湖」ですが、
この塩湖に満天の星空が映れば、それはもう一面一体が
宇宙空間となり、最高の星空を見ることができます。

少し変わった天体観測をしたい方におすすめです。

大マゼラン雲の豆知識

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大マゼラン雲と小マゼラン雲は、原始時代から
南半球の人々には知られていたようです。

多くの人々に知られるようになったのは、
1519年から1522年のフェルディナンドマゼランに
よる世界一周航海の航海日誌に記録された
ことから知れ渡りました。

北半球では、北極星を目標にすればよいが、
南半球では北極星が見えなくなるため、
マゼラン一行は夜空に白っぽい星雲を目標にしていた
と記録が残っています。

当時は「マゼラン雲」とは呼ばれておらず、
この逸話を機にこの星雲に「マゼラン」の名が
付けられました。

そして、近年イギリスの研究チームが20億年後に
大マゼラン雲と銀河系が大衝突すると発表しており、
実際に衝突するとなれば、我々が住む太陽系は
銀河系から弾き出されてしまう恐れがあるとしています。

まとめ

南天の夜空に位置する大マゼラン雲を日本で
肉眼で見ることは難しいことがわかりました。

しかし、南半球もしくは北半球でも赤道に近い
国や地域では、大マゼラン雲を肉眼で見ることができ、
また、珍しい星座や星雲、星団も見ることができます。

そして、世界には星空を楽しむために街全体が
協力し、世界遺産を目指している場所もあり、
そういった所での天体観測を生きている間に
一度くらいは体験してみたいものですね。

また、コロナ禍で外出を控えている人は、
ふと夜空を見上げてみてはいかがでしょうか?

アプリを使いながら見てみると
楽しいかもしれません。